「子どもたちの給食費」でパチンコ通い――。
大分県の姫島村教育委員会に勤務していた40代女性職員が、給食費190万円を着服して懲戒免職となりました。
なんとこの処分、姫島村が誕生して以来、初の懲戒免職です。
■ 2年にわたり着服、使い道はパチンコと生活費
懲戒免職となったのは、姫島村教育委員会・学校教育課に勤務する40代女性職員。
2022年9月〜2024年11月にかけて、村の小中学校から集められた給食費 約190万円を複数回にわたって横領。
使い道はというと、生活費とパチンコなどの遊興費だったとのこと。
■ 発覚のきっかけは「業者への未払い」
事件が発覚したのは、2024年4月末ごろ。
学校給食の食材納入業者への支払いが滞っていることにより、内部で不審な金の流れが浮上。
調査の結果、職員の横領が明るみに出ました。
■ 経理を“1人で担当”していた穴
女性職員は給食費の経理を一人で担当しており、チェック機能が働かない状態だったようです。
いわゆる“ザル管理”の隙を突かれた形。
■ 被害額は全額返済済み、刑事告訴は見送り
被害となった190万円はすでに全額弁済済みとのことで、姫島村教委は刑事告訴を行わない方針。
とはいえ、信頼回復には時間がかかりそうです。
■ 姫島村では「史上初」の懲戒免職
1889年の村政開始以来、今回の懲戒免職処分は村史上初めて。
村としても大きなスキャンダルとなりました。
▶️ 子どもたちの給食費をパチンコに…これは“遊び”じゃすまされない。管理体制の見直しも急務です。
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