賭博3180回、借金500万円。兵庫県警「オンラインカジノ・勤務中飲酒」呆れた実態

兵庫県警:警察官16人を懲戒処分

オンラインカジノ・勤務中飲酒・パチンコ等の不祥事

処分の全体像

違反内容 人数 主な処分内容
オンラインカジノ(賭博) 9名 停職6カ月(1名)、減給(8名)
※書類送検済み
勤務中の飲酒・パチンコ 7名 停職6カ月(1名)、戒告(6名)

Case 01 オンラインカジノ賭博の実態

  • 首謀格: 男性巡査長(27歳)※停職6カ月
  • 驚愕の数字: 賭博回数 3,180回 / 賭け金総額 約500万円
  • 経済状況: 500万円以上の借金あり
  • 対象者: 20~30代の若手(生田署:6名、機動捜査隊:3名)

Case 02 勤務中の飲酒・パチンコ

  • 首謀格: 男性警部補(45歳)※停職6カ月
  • 所属: 本部外事課 捜査員ら複数名
  • 期間: 令和6年7月 ~ 令和7年5月
  • 場所: 勤務時間中に飲食店(飲酒)やパチンコ店へ出入り

▼ 処分の背景と供述

「業務と時間つぶしを混同してしまい遊ぶようになった」

外事課は経済安全保障など機密性の高い捜査を担っており、本来は厳格な規律が求められる部署。尾行や張り込み等の名目を悪用し、不適切な遊興を繰り返していた。

📖 知っておきたい背景知識

① オンラインカジノの違法性

日本国内から海外のネットカジノを利用することは「賭博罪」に当たります。警察庁も「犯罪である」と明言し、取り締まりを強化しています。

② 外事課の重要性

外事課はスパイ対策や技術流出を防ぐ部署。多額の借金は外部からの「買収」や「情報漏洩」を招く最大のリスクとなります。

③ 停職6カ月の重み

公務員の停職処分は非常に重く、6カ月は最長期間です。給与も出ず、階級昇進も絶たれるため、多くの場合が自ら職を去る実質的な引導となります。

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