【初心者向け】WebDriverとChromeDriverの違いを分かりやすく解説！SeleniumでChromeを自動操作しよう

はじめに
WebDriverとは？
ChromeDriverとは？
WebDriver と ChromeDriver の違いまとめ
1. Selenium 4.6 以上なら「ChromeDriverの手動インストール不要」
2. 📌 Selenium を使って Chrome を操作する手順
まとめ

はじめに

「Seleniumを使ってGoogle Chromeを自動化したい！」
でも、調べてみると 「WebDriver」と「ChromeDriver」 という用語が出てきて、何が違うのか分からない…という人も多いのではないでしょうか？

実は、Chromeを自動操作するためには「WebDriver」と「ChromeDriver」の両方が必須 なんです！

この記事では、初心者でも理解できるように 「WebDriver」と「ChromeDriver」の違い を分かりやすく解説します。
最後には、実際にSeleniumでChromeを自動操作する方法 も紹介するので、ぜひ試してみてください！

WebDriverとは？

WebDriver = ブラウザを操作するための指示役

WebDriver は、Selenium のプログラムから 「ブラウザを操作する命令」 を送るための仕組みです。

例えば、人がブラウザを操作するときは…

Google Chrome を開く
URLを入力してWebページを開く
ボタンをクリックする
テキストを入力する

このような操作を、プログラム（Selenium）から指示を出して実行する のが「WebDriver」の役割です。

しかし！WebDriver だけでは Chrome を動かせません！
そこで登場するのが 「ChromeDriver」 です。

ChromeDriverとは？

ChromeDriver = Chrome を動かすための専用ドライバー

WebDriver は 「命令を出すだけ」 で、直接 Chrome を操作できません。
そこで、WebDriver の命令を受け取って Chrome を動かす のが ChromeDriver です。

つまり、Chrome を自動化するには WebDriver と ChromeDriver の両方が必要！

📌 イメージ図

markdownコードをコピーするSelenium（プログラム）
    ↓ 命令を出す
WebDriver（指令役）
    ↓ Chrome用に変換
ChromeDriver（専用ドライバー）
    ↓ 実際に動かす
Google Chrome（ブラウザ）

例えば、WebDriver が 「Googleを開け！」 という指示を出したら、ChromeDriver がそれを受け取って、実際に Chrome で 「https://www.google.com」 を開いてくれる、という流れになります。

WebDriver と ChromeDriver の違いまとめ

項目	WebDriver	ChromeDriver
役割	Selenium からブラウザへ命令を送る	WebDriver の命令を受け取り Chrome を操作する
インストール方法	NuGetでインストール（Seleniumライブラリの一部）	Selenium Manager で自動インストール or 手動でダウンロード
ブラウザ	どのブラウザにも対応（Chrome, Firefox, Edge など）	Chrome 専用
必須？	✅ 絶対に必要	✅ Chrome を動かすなら必要

Selenium 4.6 以上なら「ChromeDriverの手動インストール不要」

Selenium 4.6 以降では「Selenium Manager」が追加され、ChromeDriver を自動でインストール・更新 してくれるようになりました！
そのため、基本的に Selenium をインストールすれば OK です。

📌 Selenium を使って Chrome を操作する手順

Google Chrome をインストール
- 公式サイトから Chrome をインストール（すでにある場合はOK）
Selenium をインストール（NuGetを使用）
- C# プロジェクトで以下のコマンドを実行
shコードをコピーするd
ChromeDriver を自動取得し、Chrome を開くコード

otnet add package Selenium.WebDriver --version 4.17.0


using OpenQA.Selenium;
using OpenQA.Selenium.Chrome;

class Program
{
    static void Main()
    {
        // ChromeDriverを自動取得
        IWebDriver driver = new ChromeDriver();

        // Googleを開く
        driver.Navigate().GoToUrl("https://www.google.com");

        // 現在のページタイトルを表示
        Console.WriteLine("ページタイトル: " + driver.Title);

        // ブラウザを閉じる
        driver.Quit();
    }
}

📌 このコードを実行すると、Selenium Manager が自動で ChromeDriver をダウンロード・更新してくれます！

まとめ

✅ Selenium で Chrome を自動化するには「WebDriver」と「ChromeDriver」が両方必要！
✅ WebDriver は「ブラウザを操作する命令を送る役割」
✅ ChromeDriver は「WebDriver の命令を受け取り、実際に Chrome を動かす役割」
✅ Selenium 4.6 以降なら「ChromeDriver の手動インストール不要」！

Selenium Manager を使えば、Selenium のコードを書くだけで Chrome の自動化ができる ので、ぜひ試してみてください！